危うくアルマニスクはサクラのせいで滅ぶとこだったと佐竹は笑いながら言った
あの巨大な惑星で本当にアルマニスクが滅んだのかは佐竹以外誰にも分からない、サクラもその場のノリのようなもので世界を救うことを承諾した
よく考えればそれがハッタリだと分かったはずだが
[てか、なんであんたが世界を救え〜みたいなこと言いに来る?]
ザックは刀を腰に戻し、再びあぐらをかき佐竹に聞いてみた
[....オレはな....ーーーーーー任務だ任務。SPSの]
なぜか少し止まり、暗い表情を浮かべながら返答する
そんな佐竹をサクラを初めとする勘のいいザックや心理学とかに秀でていそうなクーロンは佐竹を疑いのまなざしで見つめていた
2人の例外もいるが
[オレは本部の命令受けてきたからな!....んで、次おまえ等が行くべき場所は【スバル】っつ〜とこ。そこで支部の奴と落ち合え、説明はソイツがしてくれる]
クーロンはまだ疑いながらも普通の表情で何気に聞いた
[でもスバルはただの荒れ地じゃないですか
あそこは確かに広いけど何も建造物なんか無かった。そんなところに行って僕達は何を?]
サクラはスバルとゆう土地がどんなところかは知らないが
クーロンの話し方で大体見当がつく
多分何もなくかなり広い荒れ地
[あっ☆★スバルってさ.!!昔すんごい戦争があったとこじゃん]
レインが急に話に割り込んでくる
[あぁ、確か【第二次タナス戦争】だよね。死者は百万...でしたよね?佐竹さん]
クーロンも自分が好きなジャンルにはめり込んでいく方みたいだ
話を急に佐竹に振るが、返事はない
[......]
考え込むような...何かを思い出しているような表情を見せる佐竹
少し間があって佐竹がスマンスマンと軽く謝ってきた
[スバルは近いからオレはここまでだ、他に任務もあるしな...じゃあ気ぃつけてな]
片手を上げ、その場から佐竹は消えた
その後、少しの沈黙があたりを支配する
[よっし..スバルにレッツゴ〜ウ!!]
沈黙を破ったのはもちろん青
サクラはその底無しの明るさに呆れるばかりだった