「…ごめんよ、力になれなくて?」
違うっ?そんなんが聞きたいんじゃない??私は…私は??
「俺さ、バイト増やしたんだ??深夜だから時給いぃんだ??だから…そのぉ…」
えぇぃなんだよっ??じれったい
「お前をそのお金で買いたいっ??」
???
「学校?終わってから少し準備したら行かなきゃなんないから、会う時間も短くなるかもしんないけど…そのわずかな時間でもなるべくお前と一緒にいるっ?俺がいたいんだっ?だから?……俺以外のやつになんか、一生綾をやらない?売るもんかっ?そしたら俺はもっと高い金額出してやる?綾は俺の運命の人なんだ?どんなことしたって、もぉ絶対に離さないからな???だから綾は」
「ちょっと待ちなさいよ???人を……人を勝手に物扱いしないでよねっ??私はれっきとした葉月綾で…これから一生森岡真人の恋人でいる人なんだから??」
「綾ぁ…??」
「そのかわり?…」
「そのかわり??」
「高い買い者したわねぇ??真人くんっ??」
「えっ??だって物じゃないんだろ?なのに買いものって………あぁ??」
はぃ??いぃお買い[者]したね?真人??
「お前…そぉゆぅ…なぁ?」
「私は高いんだからね???でも、一生真人の恋人だからね??」