[なんで鍛える必要があんのよっ]
鍛える。とゆう言葉をｻｸﾗはいみきらっている
鍛えると言われるとなんだか汗にまみれながらの青春番組を想像するかららしい
[お前ら弱いしﾈ、少なくとも俺より強くないと世界は救えないﾖ〜]
世界とゆわれてもｸｰﾛﾝにはピンとこないものがあった
放っておいたらなぜ世界が滅ぶのか
理由が分からない
[お前らの中にﾜ知ってる奴もいると思うｹﾄﾞ。昔ここで第二次ﾀﾅｽ戦争があったﾜｹ〜]
偉そうな口調で語り始めるクレバート
[俺はあの戦争の生存者ﾀﾞｯﾀ...]
[はっ?!でもアレの生存者はいませんでしたってSPSが..]
なぜか興奮した様子のｻﾞｯｸ
[アレ嘘、正確には２人ﾀﾞｹﾄﾞね、ところであの戦争が何で起きたかｰｰｰ知ってる？]
その話にはあまりふれてほしくないのか
クレバートは上手く話を切り替える
ｻﾞｯｸは納得いかないような素振りを見せつつ渋々席についた
[ちょうど十年前のあの日のあの戦争は仕組まれたﾓﾝだったﾖ。【ﾈｽﾄ】によってDNとSPSはワザと衝突させらﾚﾀ。死者は両軍合わせて百万、戦いが五分だったからﾈｽﾄの奴らは【恐ろしいもの】を出して戦争を終結させるつもりだったﾗｼｲ...結果は失敗だったｹﾄﾞ]
[【恐ろしいもの】って？]
ﾚｲﾝは興味津々に聞く
[【生物兵器ゼノ】ﾀﾞ、黒くてデカい。そいつが原因で世界は幾度となく破滅に追い込まれた]
怪物とはそんな者をゆうのだろう
悪魔ともいえる
[じゃあ僕の...僕のお父さんはその怪物に殺されたんですか？]
[!!!]
ｸｰﾛﾝが口火を切る
みなの視線がｸｰﾛﾝに集まった
クレバートは何も言わずに俯く
[知りたいならｻﾞｯｸと青を連れて明日の朝に風車の前にｺｲ...今日はもう遅いから二階に上がって寝ろ]
クレバートの否定しない言葉は肯定的な意味を持った
ｸｰﾛﾝはｻﾞｯｸをチラリとみると不意に目が合う
[終わらせる...終わらせるまでは泣かないってｰｰｰ決めたﾉﾆ]
自分に暗示を書けるように呟くクレバート
しかしそれとは対照的に目からは涙が溢れでる
[泣いたらダメだｰｰ泣くなよ俺...]
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