BLOODパニック ?

иaиa  2006-01-25投稿
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 そこには、倒れている陽太の姿が。
体のあちこちから血を流している。そこに、絵里が通りかかる。 
 「あれっ??どぉしたんだろ・・・人がいっぱい集まって・・・」
 人が集っている方に近づいていく絵里。
人の間に割り込む。そして、絵里が見たのは血を流している陽太の姿だった。
 「えっ・・・これ・・・どぉゆうこと・・・?」
 絵里が驚いて言うと、群集の女子生徒が話し出す。
 「3年の男子が、ガラスにボールを当てて・・・浅居(陽太)君が
それに巻き込まれて・・・」
 「うそっ・・・・・」
 「それより、どぉするんだ?」
 群集の男子生徒が言う。
 「ほとんどの先生が出張で、しかも、保健の先生もいないし・・・」
 「早く止血しないと大量失血で死・・・―――」
 「私がやります!」
 絵里が、言う。
 「えっ・・・絵里・・・血は平気なの・・・?」
 クラスの友達が、心配そうに言う。
 「大丈夫だよ・・・一応、看護婦の娘なんだから・・・さ」
 「そぉだっね・・・」
 絵里が、陽太の横に座る。
 「誰か、救急バックを持ってきてください!」
 「あっ・・・うん!」
 女子生徒の何人かは、保健室へ向かう。
絵里、ハンカチで出血してるところを押さえる。
救急バックが絵里のもとに来る。手を止める絵里。
 「あっ、ありがと」
 「いいの、いいの。それより、しっかりやるんだよ」
 「うん」
 絵里、再び手を動かし始める。
 「・・・・!」
 陽太目を覚まして、辺りを見回す。そこには、絵里の姿が見られる。
 「あっ!良かった〜っ」
 絵里が微笑む。
 「あっ・・・俺は、どぉしてココに・・・」
 保健室のベッドから起き上がる陽太。
 「あっ・・・覚えてない・か」
 絵里がイスに座る。
 「陽太ね、ガラスでケガしたんだよ」
 「えっ・・・!!!」
  陽太、腕に巻かれた包帯に目を落とす。
 「だったらさ、この包帯は誰がやったんだ?」
 「あっ・・・それ、私がやったの!」
 「あっ・・オマエ、血ダメなんじゃ・・・・」
 「ダメだよ?血は」
 「はっ??」
 絵里、保健室のドアを開ける。
 「だってさ、大切な人を守るんなら、このくらい平気になんないとネ!」
 「・・・・」
 陽太、黙り込む。絵里が微笑して、保健室から出ていく。






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