死んだチェリーは
綺麗だった
いくつもの壁はチェリーにとって
確かな苦しみだったんよね
『未来の空へと続く 永い一本道は
いつも誰が そばで 支えてくれた?
これから先たくさんの
出逢いと別れの中で 僕らは 何を
知ってゆくんだろう?』
チェリーがうたう 歌は
どこか 死を恐れていたょ
なぁチェリー
僕はどこが悪かったん?
ゆってくれりゃあよかったんに
あの日
チェリーはゆったよな
「たすけて」って
でも僕はたすけてやれんやったょ
散々チェリーを傷つけた僕が
たすけていぃのかわからんやった
いつも冗談ばっかゆってた
いつもチェリーのことほっといてた
そんな僕よりいい男がいるはずやから
けど結局それは
僕の甘えやったんよね
自分のせいっておもいたくなかった
ただの 逃げ道やったんよね
チェリー
最後の日覚えてる?
「なぁ これちがうやろ
これ 絶対こっちゃろ(笑)」
「なんでぇ いぃやん
こっちがよかったんやもん」
それは0点のテスト
チェリーは答えを適当にかいてた
「小野の妹子って…“の”いらんょ」
「ぇえんなわけなぃよぅ(泣)」
そんなこんなして
「…こんなのこぅしてやる」
(後につづく