私は奇跡ばかり信じて今日この日まで生きて来た。たぶん奇跡がなかったら死んでたかな。
私は現在中学三年生。もう少しでこの学校、教室ともお別れ。私の名前は友梨。私の過去は全部辛いことばかり。中学一年には入学当日に好きな人に告白。でもふられちゃった。中学二年には親友だった子に裏切られ、いじめられるハメになった。だから奇跡を信じて生きて来た。でも私はこの年。生まれかわろうと思う。普通の中学生で受験生。恋だってしたい。いじめられるのだってもぅごめんだな。
「はぁ〜あ。疲れたなぁ。もう学校なんて行きたくないけどなぁ。」
「何弱気になってるの。友梨は前向きに生きるんじゃなかったの?」
この子は私の友達の真紀。親友まではいかないよ。
「あっ!あれって友梨の狙ってる日向くんじゃない?女子と歩いてるよ。」
「ホントだ。先が思いやられるょ…(泣)」
私が狙っているのは隣のクラスの人気物。日向良太(ひゅうがりょうた)君。幼なじみなんだ。良太は私がいじめられてる時助けてくれた。それから良太のコトが好きになって来たんだ。「早くしなきゃ取られちゃうよぉ?また暗い人生歩む気ぃ?」
「わかってるよぉ!勇気がないだけだもん…。」
「んじゃ卒業式に告る事!わかった?うちも告るから!okだった方がなんでもおごる事ねw」
「え…。いいけど…真紀誰に告白するの?教えてー」「えっとね…同じクラスの三倉勇気くんだょ。かっこぃぃよお」
勇気くんか…勇気くんは良太と同じで人気者なんだよ。勇気くんは超おしゃべりで明るい子。
「さ!今日はもう帰る時間だよ。今日は寄る所あるから一緒に帰れないんだ…。ごめんよ。」
「ぅん。また明日ね!ばいばい」
はあー真紀とお喋り楽しかったなあ☆さてと帰って良太とお喋りしたいな…。良太いるかな…。あっ!一緒に帰ればたくさんはなせる☆良太は確か…サッカー部!
「河中ー!良太しらない?今日は部活来てるよね?」「おー浜野。あれ。良太ならさっき女の子といたな」「わかった。ありがとう」良太と女の子…。誰だろ。あ…良太発見!
「りょっ…!?」え…。良太と真紀がキス…。どうして…真紀は勇気くんじゃないの?私は…ビックリしてかばんを落としてしまった。それを良太に気付かれてしまいました…。
「友梨…!?友梨待てよ!友梨!」
「友梨…!?…。どうしよう…。」