バンドブーム〜10〜

こう  2007-03-21投稿
閲覧数[295] 良い投票[0] 悪い投票[0]


次の日、大桑は海山のいるクラスへ向かった。



「お〜い。ミヤマ〜。大桑くんが呼んでるぞ〜。」

他人経由で呼んでもらった。

海山は読書をしていた。あわててメモ帳を鞄から出すと走ってこっちに来た。

「今日は金曜日だから豚ショウガ焼き丼だよね?オカズは何?」

メモ帳にシャーペンを置いて聞く。

「ば〜か。そんなこと言いにきたんじゃねーよ。」

海山は え?と言って時計を見た。

「じゃあ今日はお昼食べないの?」

「もうおめぇをパシったりしねぇよ。」

再び驚きの顔を見せる。

「そんなことよりお前、高校どこにいくんだ?」

「え?あぁ・・・。
・・・愛日高校に行こうかなと・・・。」

公立か・・・。

「勉強はしてる・・・よな?」

「???本格的にはまだだけど・・・。」

(よし!条件1はクリアだ!)

小さくガッツポーズをとる。

「じゃあさ、ギター弾けるか?」

「・・・?弾いたことないけど?」

(条件2まではさすがにクリアならんかぁ。まぁ想定内のことだ。)

「・・・じゃあさ・・・」
間があく。

「・・・俺が教えるから・・・ギター始めないか?」
三度目の驚きの顔をあげる海山。

「それで・・・」

海山が答える前に台詞を詰めた。



「それで・・・俺と一緒に文化祭出よーぜ。」





投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 こう 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]
乾燥でうめぼし肌
⇒改善はこのクリーム


▲ページトップ