実は美幸は私が根暗で人に言われないと行動しないことを知っていたらしく私にこんな事を頼んだそうだ
(そうだったんだ・・・)
私は安心したように言った
「まっ!そうゆう事だから。」
美幸はそういって紙をビリッと破いて捨てた
「頑張りなさいよ!美夏!」
「・・・うん!」
私は笑顔で答えた
私はそれから何度か紺野くんとメールのやりとりをしたりした
けれどもあまり進展はなく私は戦意喪失気味になってしまった
まぁ私は自分からメールするのが恥ずかしく紺野くんから待っている状況なのだが
私は隣にいる紺野くんがとても遠く感じた
しかし
1時間目の授業の時に私に嬉しい出来事が起こった
授業が始まってすぐに紺野くんはそわそわしていたので私は不思議に眺めていた
すると先生もそれに気付いたらしく紺野くんを呼んだ
「すいません。教科書忘れたみたいで・・・」
(えっ・・・?)
すると先生は私に見せるように言った
私は紺野くんと机をくっつけた
「ごめん。神山さん。」
「あっ・・・ううん。」
私は顔が真っ赤になっていただろう
久しぶりに話せた