地獄はきのう?
それともあした?
……いや 地獄は きょうかも知れない
さぁ Let's!
FREE DOM!
西暦2XXX年 都庁跡地の路地裏
ニホン国からまた「子供達」が消滅
原因は少子化でも 疫病の大発生でもなくいや…消滅したわけではない。
そう見えただけだ!
子供がいないというものは大人にとってみれば一大事。政府は対策を練りはじめた。だが努力は意味が無いのだった。
生まれても、その子達はまたすぐに
消える。…そう、生まれてこないのではなく、亡くなるわけでもなく、
ただ消えるのだ。しかも常識的に子供とされる、0歳から18歳までの間だけ。
18歳になればまたいつの間にか戻ってくる。しかもその本人はもちろんその
家族でさえも、記憶がまったく残らない。そのため大人からみれば、ただ子供がいない世界にしか見えないのだ。
しかし、最近になって
それとは少し違った世代が現れた。
今まで18歳にならないと戻って来れなかったはずが、稀にそれ以下の年齢の
子供が戻って来るようになったのだ。
政府はまずその子達を徹底的に調べ上げた。しかしいくら調べても何もわからなかった。
子供達は決して口を割ることは無かった
その裏では壮絶なる戦いが子供達のあいだで繰り広げられていた………。