足 ?

エミ  2007-03-23投稿
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嫌がおうにも共に生活せざるを得ない足裏の奴、、名前をつけてやった。

『ナッツ』

足の豆、豆といったらピーナッツ。
つまりナッツ♪♪

せっかく可愛い名前をつけたのにはなす言葉はトケトゲしい。

「こんな蒸れる靴下はいて、微妙に臭いで!
これで水虫にでもなられたらかなわんわ!!」

腹の虫はとっくに限界を越えている、、
さすがに奴は喋るので切り取るにはいささかためらいが生じる。

口喧嘩しながらの登校、友達がくるまでこの戦いは続く、、。

高校にもなれば異性に興味がわくのは自然のセツリでして、私にも恋こがれている人がいるわけで。
同じクラスのサッカー部、競争率は激しいが負けてはいられない。
今日も化粧を頑張りきわだたせる。

『無駄なことを、、』

ナッツから一言、、ジャンプして奴を踏みつけてやった!!

気合いをいれてもやはりシャイな自分がいるわけで、、彼を目の前にすると緊張してしまう。

何気無いトークが出てこない、接点も特になし。

遠い存在だ、、。


学校にも馴染み、席替えなるビックイベントが開催される。
淡い期待を描く、、。

彼の隣になれますように、、
いないと思うが神に祈る。

『お前の運では無理やて、、』

うちに帰ってからナッツを叱る言葉を考える。
ホントに切り取ってしまおうか、、


抽選の結果、、。彼は私の左斜め前に決まった。

微妙な位置、、運のなさを嘆く。

ナッツは含み笑いをかましている。
マジ殺してぇ〜、、。



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