じん面ケンりたぁーんず

ホッチ  2007-03-24投稿
閲覧数[604] 良い投票[0] 悪い投票[0]

こんなはずではなかった、、

私も一度でいぃから可愛がられたかっただけなのに、、

親の暴力から死という形で逃れられ、兄弟仲良く犬にとり付きのほほんと生活するはずだったのに、、。

顔だけ残ってしまい、また人間に避けられ、メスの同種に助けられ。
また人間の裏切りで売り飛ばされ、、。

でも私がくじけてはいけない、、弟を守るのは私しかいないのだから!!

最後に弟の笑顔をみたのはいつだったか、、また取り戻してあげれるよう今は耐える時期なんだ!!


「じゃあ次、じん面ケンさん出番でぇ〜す、、」

私はカメラの前へ、、私を抱える老人と共に。

『今日も始まったよ!おじさんとポチちゃんの腹話術。』

私は今、あるテレビ番組にレギュラー出演している、、腹話術の人形役として、、。

この不気味さが世論的にうけがいいようだ。
各局をたらいまわしにされている。

夜は稽古、、多忙な毎日だ。

解放されるのは夜中の3時。
身も心も疲れているが、弟の寝顔で癒される。
お兄ちゃん明日も頑張るからな、、一言。

、、!弟が目を覚ます。

「ごめん、起こしちゃったか、、。ゆっくりおやすみ。」

すると弟が眠い目を擦りながら。

「兄ちゃん、、」

「ん?なんだい、、?」

「カッコ悪いよ、、」


、、、、弟に噛みついてやった!!



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ホッチ 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ