こんなはずではなかった、、
私も一度でいぃから可愛がられたかっただけなのに、、
親の暴力から死という形で逃れられ、兄弟仲良く犬にとり付きのほほんと生活するはずだったのに、、。
顔だけ残ってしまい、また人間に避けられ、メスの同種に助けられ。
また人間の裏切りで売り飛ばされ、、。
でも私がくじけてはいけない、、弟を守るのは私しかいないのだから!!
最後に弟の笑顔をみたのはいつだったか、、また取り戻してあげれるよう今は耐える時期なんだ!!
「じゃあ次、じん面ケンさん出番でぇ〜す、、」
私はカメラの前へ、、私を抱える老人と共に。
『今日も始まったよ!おじさんとポチちゃんの腹話術。』
私は今、あるテレビ番組にレギュラー出演している、、腹話術の人形役として、、。
この不気味さが世論的にうけがいいようだ。
各局をたらいまわしにされている。
夜は稽古、、多忙な毎日だ。
解放されるのは夜中の3時。
身も心も疲れているが、弟の寝顔で癒される。
お兄ちゃん明日も頑張るからな、、一言。
、、!弟が目を覚ます。
「ごめん、起こしちゃったか、、。ゆっくりおやすみ。」
すると弟が眠い目を擦りながら。
「兄ちゃん、、」
「ん?なんだい、、?」
「カッコ悪いよ、、」
、、、、弟に噛みついてやった!!