ラストプレゼント

まつり  2007-03-24投稿
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AM6:30
「急がなきゃ 凉来ちゃう。」
早起きが一番苦手な私だけど、久しぶりに凉がきてくれるから 張り切った。5時半には起きた。 凉とちゃんと会うのは 3ヶ月振りだもんね。同じ街にいるのに会わないなんてちょっと不思議。

8年前の夏私と凉はバイト先で出会った。 凉の最初の印象は、寡黙な人だった。 サ-ビス業なのに笑顔もなしだし ぶっきらぼうで正直苦手なタイプだったのに きずいたら凉は私のトナリにいた。
凉のさりげない優しさ ギャップに私は惹かれていた。 そして凉から告白されて2/14に付き合い始めた。(*^_^*)

「あ゛ー卵焼きこげたー。」
凉の大好物は、お母さんが作ってくれる卵焼きみたい(笑)だから私が今日美味しい美味しい卵焼き作るはずが‥失敗。
「やり直しだ-。」
時間あるかな 時計とにらめっこ
AM7:00 ピンポ-ン チャイムの音
「えっもぅ来ちゃった。」
急いでドアを開ける「は〜い。」
ドアを開けると凉がたっていた。3ヶ月振りに凉に会えた嬉しさで声のト-ンも自然と上がる。
「凉オハヨー さあ上がって上がって。」
久々に見る凉の髪の毛の色が茶から真っ黒になっているのにすぐ気づいた。
「凉 髪 そめたょね?」
「うん 気付いたんだ。」
「もちろん 何年彼女してると思ったの?」
「だな。」
凉が私を見て少し笑う。
凉は笑うと右頬にえくぼができる 私はそれが好きだ。
私もつられて笑う。「あんなに茶好きだったのに なんで?」
「まぁそろそろ潮時かなって‥。」
「はは なぁにーそれ(笑)。」

「な〜なんか焦げ臭くないか?」
凉が部屋をみわたす。
「あっ卵焼き!!」
台所にかけよる
「あ゛-完璧焦げた-。」
凉の大好物一生懸命作ったのに‥。落ち込んでる私に凉は
「いいよ食べられる。」
凉はそういうとまだ熱い卵焼きを食べた。
「うんうまいよ。」一口 二口
「うまい。」
「エへへッ ありがとうございます。」 凉のこういうところ、大好きだ。
「ごちそうさま 美味しかったよ。」
「ううん 焼きすぎちゃったけどね。」
「萌らしくていいよ。」
「なぁに〜それじゃぁ私=料理下手みたいじゃん(笑)」
「ハハハ。」
2人して大笑いした久しぶりにこの感じ凉の空気。居心地がいい。3ヶ月という空白をもっと埋めたい そう思ったらたまらなく凉が欲しくなった。

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