【隠密機動総本部】
それは内密に政府と契約があってできた日本の東京にある大きな会社の中の事。その会社に隠密機動総本部が位置する。ここは近頃発生している鬼化した悪霊を退治するいゆわる退治屋である。退治屋には陰と陽の2パターンがある。陰の力を持つものは、冷静に物事を判断し、相手の力を完全に断ち切る。逆に陽の力はパワー重視で行き当たりばったりでガンガンせめるというものだ。隠密機動にはもう一つの任務が存在する。それは邪魔者を排除する殺し屋これは政府には内緒にしている。
この日、九条蓮は総司令官新巻義孝に呼ばれたため、学校を早退し、隠密機動に来ていた。ロビーに入ると当たり前のように警備員が立ちはだかる。
警1「君!ここは会社だ子供は入ってはいけない!」
警2「今すぐ家に帰りなさい。」
蓮は子供扱いされたのがよっぽど悔しかったのか、眼を鋭くし、胸ポケットから隠密機動社員の証である隠密手帳を警備員の前に差し出した。
警1「これは…!!」
警2「そんなはず…!」
「ねぇ。何か謝る事あるんじゃないです?子供扱いされるのが何よりも大嫌いなんです。(開眼)?」
警1・警2「「す…すみませんでしたぁ!!??」」
「わかればいいんです」
蓮は警備員を擦り抜けるとエレベーターへと足をはこんだ。