あれから３年が経ったね。今君は何してるんだろう。僕はあいかわらず君と暮らしたあの部屋から出る事が出来ずにいるよ。今でも歯ブラシや、君が使ってた食器も捨てずに残ってる。
あの時は僕も若すぎたから君の気持ちに気付いてやる事が出来なかった。
あの時もっと大人だったら、今頃は僕の左隣にいるんだろうな。
「結婚しよう」の言葉が言えずにいたね。別に冷めてたわけじゃないんだよ。ただ君を今以上に幸せにする勇気が無かったんだ。将来も不安だったし。そんな状態で大切な言葉は言えなかった。
この前、久しぶりに君の声を聞いた。まるで、時間がとまってたかのように不思議とスムーズに会話が出来たね。
やっぱり君が好きだ。
でもはっきり気付いたよ。僕らはあの時で完全に終わってたんだよね。
３年越しの恋も今日でおしまいなんだ。
いや、じつはもっと前に気付いてた。ただ気付いた自分になるのが恐くて・・・でも、もう大丈夫。僕は平気だよ。
君が僕の部屋に残していったものも整理するよ。
ただ一つ。
僕と過ごした時間は忘れないでね。ずっと大切にしてください。
生涯で１番愛した君へ・・
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