勘違い3

お多福豆  2007-03-25投稿
閲覧数[174] 良い投票[0] 悪い投票[0]

春山茂樹は私と同い年で、痩せていて顔が小さく色もどちらかというと白い。
背は170位。私より10センチは高いな。
神経質そうだけど温かさも感じる。見た目はそんな感じだった。

私たちは遊園地に向かった。
付き合うつもりで会ったわけではないけど、春山の固い表情を見て、私はタイプではなかったのかなと思ってしまった。
でも私もそんなに好きなタイプではなかったから、今日は早く切り上げてさっさと帰ろうと思いつつホームを歩いてたら、いきなり春山が言った。

「凄く綺麗だね」
「え?…あ、ありがとう…。」

不思議と雰囲気も一気に和んで、私たちは楽しい1日を過ごした。

遊園地の後はカラオケで彼がとても歌がうまいのにビックリ。Bzやら福山雅治やら、すごい。
なかなか楽しいなって思ってたら、その後行った居酒屋での彼のふとした言葉に、私のそれまでの上機嫌も吹っ飛んでしまった。

「俺はね、彼女がいるんだけどね、」

私たちはカウンター席だったので目の前にいた居酒屋の兄ちゃんにまでビックリした顔されてしまった…

コノヤロウ、ぶざけんな!まるで私があんたと付き合いたがってたみたいじゃない!



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 お多福豆 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ