俺の名前は濱谷滝(はまや・りょう)
俺は今女子バレー部の練習を見ている
そこにはキラキラ光る汗をかく彼女がいる
彼女の名前は花村三七子(はなむら・みなこ)
1年生の時には暗く誰とも話そうとしなかった三七子は俺と話すようになってだんだんとその性格が修復していった
そしてクリスマス・イブ
俺は彼女に告白された
そして今で付き合って1年とちょっと
三七子との思い出を思い出していると頬に冷たい感じが襲ってきた
「誰だ。いきなり。」
俺はびっくりして言った
「あはは、だっさーい顔してたからさ〜。」
それは同じクラスの海野砂江(うみの・さえ)だった
「だっさーい顔?」
俺が不思議そうに首を傾げた
「そうだよ。彼女のこと見つめてたでしょ?」
砂江は笑いながら言った
「う、うるせぇ!」
俺は図星だったので余計に恥ずかしくなり怒鳴った
「あっ!図星だ〜。滝ってすぐに顔に出るもんね。かわいい〜。」
砂江はからかっているのか俺の頬をつんつんとつついた
そんなこんなで砂江と遊んでいる内にバレー部の練習は終わってしまった