嬉しそうに話す君を見ていたら
何だか少し寂しく思った
きっと違う事なら一緒に喜んであげられたのに
涙を流しながら悲しんでいる君を見ていたら
何だか心が締め付けられて
君を抱きしめてしまった
きっと前なら有り得なかった
だって前までなら
君の涙を俺は
ただ側で慰めていただけだったから
抱きしめてしまったのは
気づいてしまったから
だって俺は
彼と離れた事を嘆く君を
抱きしめながら
笑ってたんだ
君が欲しかった
今更で気付いた
愚かで滑稽な俺だった
だからきっと罰が当たったんだ
俺が君を愛する事が出来ないように
だって君は
あの日を最後にいなくなったから