僕はあの子を見つめている。周りの景色が止まって見える。心臓が大きく音をたてている。
タカシが僕に話かけているが反応出来ない。
だってあの子から目が離せないから。
しかし、幸せな時も一瞬で終わった。
タカシがニヤニヤしながら
「お前もしかしてあの子に恋しちゃった?」
僕はハッと我にかえり顔が真っ赤になり「ちっ…ぃやあの…んなことないよ」
正直めっちゃ慌てていた。
タカシはすぐに気づいてまたニヤニヤして
「あのタツヤ君が恋するとはのぉ〜」
とてもうれしそうに笑っている。
そして一生に一度の十七歳の俺の青春らぶストーリーがこの日から始まった。