もう終わったんだ・・・・。楽しかったな。
私は半妖だった。父親が氷の妖怪だった。母が育ててくれた。
不思議な力のために友達も少なかった。そんな私の側にずっといてくれた。
遅姫・・・。霧魔・・・。
「戦いになるため息子の在るは隠れさせました。」
「霧魔。」
「しっかりしてください。小雪。」
「敵が来たようです。」
二つの気配。二人が迫っている。現れた。
「破苦那真多汰!!」
「我らのこの知識!」
手井門と婦馬亜だ!?
「多聞と風真なり。」
「分かりにくいなあ。」
「遅姫と在る坊やをこっちによこしな!」
恐ろしい妖怪パワーを持つ二人。そこへ足音が・・・
「やばい!!」
「アイツが来た!?」
九陰斗が近づいてくる。その気配を感じたのか二人は逃げていった。
「もう大丈夫だ!」
ほっとした小雪。しかし・・・・・・
「エスカルゴ!!」
遅姫を連れていってしまった。
「助けて助けてだれかーーー!!」
霧真と小雪はそこで凍っていた・・・。
「くるりんとしたキュートなからの・・・・・つまり遅姫の名前は早姫だね★」
「俺たち早姫にメロメロだもんね。」
霧万邪呂さんからたのまれたこと・・・
「可愛い可愛い有る坊やの子守だったよね。」
「霧真さんの弟だったよね。」
「巣から落ちないように見てないと。」
その頃九陰斗は早姫を料理していた。
「蝸牛のシチューだ・・・。」
笑い声が響く。それを助けに向かう二人。