はぁ、学校に行きたくない
あの二人に会いたくない
私、花村さんの事・・・嫌い
私の大好きな滝を傷付けて
平気な顔をしてる
滝も私のキモチに気付いていない
滝のばか
教室に入った私はすぐに勉強道具を取り出して宿題を始めた
あの後
滝の事が気になって宿題をしてるどころじゃなかったから
すると隣から声がした
「砂江・・・ちょっと話がある・・・から」
「えっ・・・あっ、うん、」
私は勉強を止めて滝についていった
「三七子と・・・別れた」
「えっ・・・」
滝のいきなりの発言に私はびっくりして声が出なかった
「砂江・・・言ったよな、うじうじしてる俺が嫌いだって」
「あっ、それは・・・」
「俺・・・揺れてた、砂江と三七子・・・どっちが好きかで・・・」
「滝・・・私・・・迷惑だったよね・・・」
私が言うと滝は首を横に振った
「ううん、でも・・・俺は・・・砂江を選びたいから・・・だから・・・うぷっ」
私は嬉しくて滝の口を塞いだ
私自身の口で・・・ね
「大好き・・・だよ。」
私は心から言った