その日、1人になり自分に問い掛ける私がいた。
これから先、彼以上に愛せる人は現れない事はわかっている。
そう心で感じた時に、今度は私が彼のワガママを聞いてあげる時なんだ。もっと近い言葉で言うなら聞いてあげたい私に変わっていた。
しばらくして、街で偶然にも彼とすれ違った。
お互いすれ違うために必要な時間と距離はあんなにも短いのに…
今まで付き合った人の中でも、こんな偶然は1度も無かった。
短い時間の中で、このままずっと私の側に彼を引き止めていたい。
彼の姿を見つけた時から、私の心の中にあった、まだ彼の事が好きなのかな?は、やっぱり彼の事が好きなんだに変わるのがわかった。
そして私の中で彼は大きな存在になっていた。
次に逢った時、素直に彼の気持ちを確かめてみたいと感じた。
次に彼に逢う日は決めていた。
そして…
続く…