G.RPG(24)

オンタッキー  2006-01-29投稿
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「や、ヤル気なのカーイ!?だったらこっちも容赦しないヨー!!カモーン!!ワタシの子猫達ー!!」

スケルッチがばしんと鞭を力強く地面に叩きつけると、周りの茂みに潜んでいたキャステが次々と姿を現してくる。

「……なるほど、動物使いってわけね」

俺は構える。ここで奴を倒せばこいつらに関する情報が得られるかもしれない。そうすりゃ救出は目の前だ。

「よしフロン。この邪魔な猫は俺が片付けるからお前はあの変態野郎を……」

「……ぶっ潰す」

「……はい?」

なんか俺の隣から聞こえてくるはずのない低〜い声が……。

「ヨシ!!ミンナかーかれぇー!!」

スケルッチの号令と共に多数のキャステが襲い掛かってくる。

「……武道技における攻棒術。其の二十三……『百華突』」

フロンは襲い掛かるキャステを次々に杖で突いていく。しかも華の芯を捉えるがごとくの正確さで急所を突いていた。

「……フロンって術ばっかじゃないんだ……」

俺はただ呆然と立ってるしかできなかった。

「ノーーー!!ワ、ワタシの子猫チャン達がーーー!!」

滝のような涙を流し、その場に崩れるスケルッチ。

「……まぁ、何だ。とりあえず……『拳砲』」

「フギャオェッ!!」

とりあえず余り物のスケルッチは俺が倒してみた。



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