家に帰るとポストに一通の手紙が入っていた。
宛名を見た途端、私は勢いよく自分の部屋に入り手紙の封をあけた。
手紙の贈り主は私の大好きなおじさんからだった。
『優へ
お誕生日おめでとう!
優も、もう16歳かぁ。
元気に暮らしてるか?
俺は今オーストラリアに来てる。こっちは日本と違って今は冬だ。日本の冬よりは気温も高いから過ごしやすい。
優の学校はもうすぐ夏休みだろ?俺は当分オーストラリアに滞在するつもりだから、よかったらこっちに遊びにこないか?
久々に大きくなった優に会いたいしな。』
手紙の他にも何枚か写真も同封されていた。
『うわぁ〜!綺麗!!』
写真はオーストラリアの海の写真や景色そして空の写真が写っていた。
おじさんは私のお父さんの弟でカメラマンである。職業柄いろんな国を旅している。いつも新しい国に行くと私に手紙と写真を送ってくれているのだ。必ずその中の一枚は空の写真が入っている。私はその空の写真が1番お気に入りで送ってきてくれた、いろんな国の空の写真を部屋に飾っているのである。
一日早いおじさんからの誕生日のお祝いに嬉しくてすぐにおじさんに電話をした。