(逢いたくない… 荷物は実家に送ったから心配しないで 家には帰るけど今は親も居るし考えたい事あるから 外に居るから… 携帯は明日解約するつもりです…)
好きな女一人守る事も 好きな女の気持ちすら考えてやれてなかった事 話し合う事すら出来無い様な状況だった事を初めて知った…
11月の肌寒い中 ただ一人部屋の隅でうずくまり 初めて声を出して泣いた…
何時間も何時間も…
涙は止まらなかった…
何もかもがどうでも良かった…
ただ彼女の顔が 声が 温もりが恋しかった…
とぼけた顔してシッポを振っていたトトロ(ニミチアダックス)も それを追い掛けて叱っている彼女の姿も無い部屋は 残酷なほど冷たかった…
気付かないうちに朝になっていた…