えりかの恋 〜出会い〜

かず  2007-04-01投稿
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涼に出会った瞬間、涼の事が頭から離れない。
えりかはそんな思いを押し殺す。
涼はえりかの親友の沙耶のお気に入り。沙耶はえりかの事を一番理解してくれてる。えりかが高貴と離婚を決意した時もえりかの力になってくれた親友・・・。週末には涼の仲間とえりかと沙耶で遊びに行く。
会うたびに涼に惹かれていくえりか・・・。
「涼が好き。」
その一言が言えない。胸が苦しい。

「涼は沙耶の事好きなん?」
えりかは酔っていた。ちょっと離れた場所で酔っ払いの沙耶が涼の友達と抱き合ってる。
それを見つめる涼。その時、えりかの中で何かが壊れていくのを感じた。
「涼・・・。」
「ん?どしたん?」
涼は優しく答える。「あたしの方が沙耶より涼の事好きなのに。」
涼は突然のえりかの言葉に少し驚いて、「えりか、酔ってんの?大丈夫?」
えりかの思いは溢れ出す。
「涼が好き。涼が好き・・・。」
泣きながら何度も繰り返すえりか。涙は溢れて止まらない。「わかったよ。わかった。」
涼も何度も繰り返し言う。
涼はえりかをぎゅっと抱きしめる。
えりかの思いは暴走する。



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