死体との毎日?

マックス  2007-04-01投稿
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平成1〇年4月〇日
今私は求人誌をみて面接にきている。そこはとあるアパートの一室…求人誌にはこう書かれていた。『セレモニー関係のお仕事です』会社の方の話は終わった。合同面接で受けたのは五人女性二人に男性三人みんな私と同じ20代後半くらいだ。アパートの外に出た時自然と男三人は目を合わせた。一人が近付いて私にこう言った。「知ってましたか?僕はこの仕事はできないな。するつもりですか?」私は言葉を濁した。するともうひとりの男がこう言い放ち帰っていった。「やめとけ!」
私と話した男性もそれ以上何も言わず車に乗り込んだ。少しこちらに顔を向け頭を下げた。私もそれを横目にしながら頭を軽くさげ迎えの車を待った。車は買ったばかりでまだ納車されておらずそのため親に送り、迎えを頼んでいたのだ。
彼ら二人があのような言葉を話したのももちろん訳がある。それは仕事内容だ。『セレモニー関係のお仕事です』………確かに…しかし御遺体を洗うなんて……儀式として遺族の前で遺体を洗い清め着替え処置化粧入棺[納棺]までが仕事だと言うのだ。
しかし二人の言葉とは反して私は入社すると決めていた。不思議と嫌な気持ちがなかったからだ。
こうして想像も出来ない毎日が始まった。



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