濡れる!と身をすくめた瞬間奇跡が起こった滝の下にいるのに全く水が降って来ないのだ、恐る恐る上を見た瞬間固まった、怖かったのじゃない、あまりにもそれがきれいだったからだ。すごかった見上げた先には滝と桜が綺麗にうずまき、折り重なってまるで奇跡としか言いようのない光景が目に飛び込んで来たのだった。 涙が溢れた演技じゃない、あまりにも綺麗過ぎて勝手に涙が溢れたのだった。 「すごい」 涙が止まらない、まるで壊れた水道のように、こすってもこすってもあとから出てくるのだった。
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