出会いは突然…
誰も未来がどうなるかなんて予想できない…
私の突然は入学式と同時にやってきた…
『誰よりも一緒にいたいと願った人?』
加奈は校門を通り、入学式の会場となっている体育館まで、新入生用に壁に貼ってある案内の矢印の紙を見ながら廊下を歩いていた。
その途中でこの学校の先輩達が部活の勧誘をしていた。
「バレー部どうですか??」
「バスケ部面白いよ!!まずは仮入部でもいいから〜」
そんな声があっちこっちで聞こえてくる。
部活かぁ…
興味はあるけどなぁ…
「ねぇ??」
「え??」
ふと後ろから話かけられた。
「なんですか??」
後ろを振り向くと、男の先輩が2人立っていた。
「水泳部入らない??」
これが私達の出会いになった…
胸騒ぎがする…
それがいい予感なのか、悪い予感なのかはわからない…
今はまだ…
わからない…