本当に大切な者は、失ってからようやく分かる気がする。
友達を突然事故で亡くした事、もっと優しく親身に接すれば良かった…ごめんね。
困ったり悩んだ時は話を聞いてあげれば良かった…
もう遅いんだよね…人の痛み悲しみは、自分で抱えて解決しようと無理する…
突然失う命を悲しみは、心の中で生きている。
父が倒れ運ばれた…頭が真っ白になった。
一緒に過ごした時間がフラッシュバックする。
もう…誰も…私を置いて…先に星にならないで下さい…
父の前では涙は見せないと思った。
「心配するな、すぐ良くなるから。」父はそう言って私の頭を撫でた。
私は笑顔に接っしてるつもりが、父には私の表情がそう移って無かった…
お父さん…お願いだから…私を置いてきぼりしないで…
病室を出た後涙が溢れた。
涙を流しながらの帰り道、雲の流れから、父と繋いだ大きな手と笑っている私がいた。
また、父と手を繋いでいる、あの頃に戻りたいな…
ね…お父さん、あの頃からずっと毎日。大きな愛情を有り難うね。