ベットの上で、今日の何があったかを振り返る
朝、ご飯を食べようと思い炊飯器を見てみると、電源が入ってなくてご飯が炊けてなかった
電源を入れて炊けるのを待っていたら、仕事に遅れてしまう
食べたかったけど諦めて、会社に向かった
昼休み、朝を抜いたせいで無性にお腹が空いていた
腹の虫が鳴くといったレベルではなく、獰猛な番犬みたいに唸り声を上げていた
会社の食堂に行くと空いてる席がなくて、空くのを待っていたら、昼休みが残り半分になっていた
焦った僕は、会社から抜け出しコンビニに駆け込んだが、弁当やパン、おにぎりはすでに売り切れていた
どうするか考えていたら、時間が気になったので時計を見た
昼休みが残り五分
諦めて仕事に戻った
仕事が終わったので、減りに減ったお腹を満たそうと街に繰り出す
だけど、何故か行く店、行く店、全て満席、二時間待ち
そんなに待てない僕は、家で済ますことにした
電車に乗り、普段歩くところをタクシーに乗り急ぎで家に戻り、僕は炊飯器を開ける
中には水に浸かる米が入っているだけだった
ベットからキッチンに移動する
炊飯器のコンセントが刺さっていることを確認し、炊飯ボタンを押す
準備は整った
後は朝になるのを寝て待つだけだ
僕はベットの上で横になり、明日を楽しみにしながら寝た
そりゃ、ぐーぐーと寝たさ
朝、炊飯器の前に立つ僕
炊飯器をのぞき込むと、中は空っぽで、絶望がふっくらと炊きあがっていた