、、目覚まし用の曲がコンポから朝を告げる。
机で寝ていたか、、。
製造工場の場所を地図で調べていたところまでは憶えてる、、地図にはヨダレが付いていた。
朝食の準備をしていると父も二階から降りてきた、、「おはよう。」
笑顔をみせ玄関にある新聞を取りにいく、今私はどんな顔をしてあげれたのだろ、、。
笑顔の作り方は難しいな、思いしなネギをきざむ。
、、、父を見送り、まずは学校へ電話する。
風邪と偽り、休みを勝ち取る。
我ながらよい演技が出来たと思った。
次に工場へ電話する、、、、事務の方がでる。
、、しまった!!どこから話始めればよいのか、、迂濶にも考えなしにかけてしまった。
ぎこちないながらもあちらの方は優しく対応してくれ、助かったの一言につきる、、。
その工場は、従業員 200人程いるため特定するには困難かと思われたが。
CD のタイトル、納品日、出荷日、製造日、その日品物に関わった人、、。
調べてもらうと 三人に絞られた。
社員 男。
パート 女。
派遣 男。
紙の文からして女が書いた感じではない、、あと二人か、、。
事務の方の話では、派遣の男はその日で工場を辞めているらしい、、、この男が怪しいな。
彼の彼女作戦を遂行する!!
私は彼の彼女だと偽り、彼と連絡がつかないと称した。手掛りがこの CDしかないと、、名前も偽名を使われていたため本名はしらないと、、彼の家に行きたいけど行ったことがない、、結果。
住所も容易く聞き出せた。
人間やれば出来るものだ。
どうやらホントに彼には彼女がいたらしい、スムーズに事が済んだ、、。
事務の方にお礼をいい、私は彼の家へ乗り込む準備をする、、移動中に聞く曲選びで結構時間がかかった、、。
しらない人に会うという不安より、何か感情のきっかけが掴めるかもという期待の方が強く。
胸の高鳴りをおぼえた昼下がり、、。
私は外へでる。