HERO 3

探闇  2007-04-05投稿
閲覧数[442] 良い投票[0] 悪い投票[0]

次の日の朝、

「オハヨー!」

健次と智明がいつもの待ち合わせの場所で落ち合う、家が近いせいもあるが、二人はいつも一緒に登校していた。

「ふぁ〜〜〜眠い...」

健次が歩きながら大きなあくびをする。すると智明が

「お前どうせまたインターネットでエロサイト見てたんだろ!?」

「見てねぇよ〜!!昨日面白い動画見つけてさ!なんか人形をポケットに入れたらさ、外人が木製バットへしおるぐらい強くなるってやつ!」

「何だよそれ〜!いかにもうさんくさいなそれ!」

健次と智明が談笑してると、後ろから

「オハヨー!」

同じクラスの三原里奈だ、
「ああ〜オハヨー」

健次と智明が声を揃えて返す

「笑ってたけどなんか面白い事あったの?」

「うん、ちょっとね」

里奈が思い出したかのようにいう、

「あっ!そういえば松尾君、昨日あの後屋上まで連れて行かれて、大変だったみたいよ、あなた達も男なんだから助けてあげなさいよ!」

どうやら里奈は、昨日の出来事の一部始終を見ていたらしい。

「俺らは...その...別に松尾とも仲良くないしな..」

と、智明が呟やいた。

「だったら智明は松尾君の立場が健次だったら助けてあげた??」

里奈がすかさず突っ込む。智明はほんの一瞬ためらったが、

「あたりまえだろ!!俺らは親友だからな!」

健次は正直嬉しかった。ゆっくり話しながら歩き過ぎたせいか、時間が無くなってるのに気付き、三人はそのまま駆け足で登校した。

この日が、健次の人生を狂わせる日になるとは知らずに...



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 探闇 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ