枯渇した
ただそれに僕は
必死に水をあげた
潤すために
花壇の花のように
枯れた木に
トマトを咲かせるなら
大きな花を蒔こう
それはなんでもいい
好きなモノを
蒔けばいい
風に身を任せた
水に魚を帰す自然さ
それと同じように
はじめは枯れている
気づかないふりして
逃げるのかい?
枯れた木に
水を捧げて
トマトを咲かせずに
君は根っこばかり
気にして
何を探すんだ?
周りが見えないから
自分を壊して
殻を壊せないから
他人を壊して
大地を捨てて
逃げ続けるのか?