サクラチル2

むつき  2007-04-05投稿
閲覧数[232] 良い投票[0] 悪い投票[0]

夕べ、彼女からメールがきた。

(彼)と、花見に行って、告白されたこと。私と付き合っているんじゃと思ってたから、ちゃんと応えられなかったこと。

見た瞬間、血圧が急に下がった。
それが知られたらみっともない気がしたから、目一杯囃したてた。

-なんだよあいつ、(彼女)狙ってたのか!面食いめ!あいついいやつだよ。私はあいつと付き合ったら土日サッカー以外観れなくなるから勘弁!幸せになってよ!


その日のうちに彼女は彼を受け入れた。
彼女も本当は彼を愛していた。

邪魔した覚えはない。ただ、彼も彼女も勝手に私に気を使い、勝手に萎縮していただけだった。
それに気付いたとき、自分の存在が恥ずかしく、そして情けなかった。そして、自分の彼への気持に、今更気が付いた。

有り得ないと思っていたのにね。

彼が彼女持ちになったことを聞いて、やっと気付いたんだ。
私が好きなのはそのサッカーチームじゃなくていつも一緒にいた彼だったってことに。


よく男の人は好きなタイプ趣味があう人って言うけどさ。それだけじゃないじゃん。やっぱ趣味より顔なんじゃん…
かわいい彼女を妬んだ。
大泣きしてますます不細工になった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 むつき 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ