恋なんてしないと
心に誓っては
また誰かを想い
胸が痛むんだけど
本当に実った恋なんて一度もないのかもしれない
手の温もりを感じ
優しい言葉や笑顔をもらい
それだけで生きている意味を感じるんだけど
やっぱり
本当の温もりを感じたことはない
手は温かいけど
放されたときの冷たさ
優しい言葉や笑顔には幸せを感じるんだけど
最後を告げられたときの冷たさ
それを知るたびに
また恋なんてしないと誓う
最後なんてないと
思ったことは一度もない
必ずどこかで終わりがある
そう思わずにはいられない自分が
一番冷たいのかもしれない
でも
どうせ傷つくなら終わりを知っていた方が少しは楽なんじゃないか
こじつけかもしれないけど言い聞かせてみる
永遠の温もりがほしい
本当はそう思うんだけど
弱音を吐くと自分が消えてしまいそうになる
手を振ったあとの掌が
また冷たくなって
さみしいと呟く
恋なんてしない
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