「ま、いっか・・・いないよりましだな」
その人は、女の人だけど、口調は男っぽかった。
「なっ・・・何なんだよ、御前」
啓吾が言う。
「俺の名前は、龍華(りゅうか)だ。それより・・・―――」
龍華、ムッとした様子。
「何だ?!!その口のききかたは!せっかく御前らを買いに来たって言う
のに」
「買いに・・・・、って事は『リイバー』の・・・」
怜が言う。
「そぉだ。俺は『リイバー』の組に入っている」
啓吾と怜は黙って話を聞いている。
「それで、『ハイト』のために働いてもらう」
龍華、2人の牢屋の鍵を開ける。啓吾と怜、牢屋から出る
「付いて来い!」
俺達はまだ、知らなかった・・・。
この出会いが、この後の出来事をことごとく変えてしまうなんて