神の悪意〜孤高4〜

鬼大根  2007-04-07投稿
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「さあ、初出場の少年!
君の力を見せてくれ。」
久しぶりのような
気がする。
殺し合い以外の戦い。
初めて、殺し合いから
開放された、あの時。
・・・遥に会わなかったら、僕は。
「今、ゴングです!!」
相手は大柄な体格、それでいて無駄がない。
僕は確実に近付き、
懐に潜り込む。
すると、敵は
攻撃をしながら
後ろに下がった。
その拳は予想外に重く、
確実に芯を捕らえる。
「・・・だが、甘い。」
まともに当たればだ。
流せばそうでもない。
軌道がわかりやすい。
・・・
・・・
・・・
「零君・・・
会いたい・・・です。」
零君の様子が
おかしくなった理由。
突然いなくなった
のはなんでですか。
「零君・・・いつも一人で
悩んで、苦しんで、
表情には出しません
でしたけど・・・。」
・・・私では、頼りない
のでしょうけど、
それでも。
いつもと同じように
掃除をする、
零君の部屋も、居ないと
わかっていても。
遥は全ての部屋の
掃除を終え、
自室に戻る。
「・・・この箱・・・
(お父さんに貰った
お守り・・・中身に手を
出すなって・・・
何が入ってので
しょうか。)」
恐る恐る箱を
開ける遥、中身は
2つの腕輪だった。
「綺麗・・・なんか
不思議な感じです。」
私は考え無しに腕輪を
付けてしまった。
突然、腕輪が輝く。
急いで外そうとしても、
外れない。明らかに
大きかったはずの腕輪が
ピッタリのサイズ
になっている。
「・・・ここ、
どこですか?」
知らない間にどこかに
飛ばされた見たい。
「まず、
地球なのですか。
地面が目茶苦茶に・・・」
状況が理解出来ないまま
私は人が居そうな・・・
いえ、何故か声援の
多い建物に向かって
行きました。
「こ、これは・・・。」
私は闘技場?に来た
のでしょうか。
・・・
・・・
・・・
「・・・次は準決勝か。」
次の相手はこの組織の
No.2らしい。
これまでの相手とは
比較にならないだろう。
「・・・全てを
終わらせるまで
・・・帰りはしない。」



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