観覧車で別れてから2年がたっていた。ぁたしには和彦っていう新しいヒトができた。毎日デートした。和彦はすごく優しくて。ぁたしは…幸せだった。
でも、…ぁたしはまた最低な自分を見る。
ぁたしは短期でとある遊園地の清掃員のバイトをやることになった。…あれ以来観覧車に乗れなくなってしまったぁたしはそれを克服するために毎日通うことにしたのだ。
観覧車に乗り込む。もくもくと掃除した。
「お疲れさまです!!手伝いにきました」
「あ〜助かります!!じゃあそっちをお願いします」
そぅ言って背を向けて窓を拭いた。拭きながら、手がとまった。…たぶん、彼も。
「…久しぶりだな」
「…うん」
ぁたしダケめっちゃ動揺してた。早く掃除を終えようとあわてて床掃除をした。「痛っっ」 手を見ると真っ赤な血。そしてすぐ声を出したことを後悔した。
「大丈夫か!?見せてみ!?」
その瞬間ぁたしの両手はぁいつの手に包まれた。
「早く医務室で手当てしてもらお?? …どうした??痛む??」
「まだ、その手…離さないで…」
ぁたしの中で、ずっとあんたは生きていた。笑ってた。それがどんなに最低なことだろう。
「…ごめんな…」 そぅ言ってぁたしを抱きしめた。 …手を離す代わりに…。