Orainary

viola  2007-04-07投稿
閲覧数[484] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あたしの名前は 唯 。
ごく普通の女子高生。
だけどその普通というのが昔からのコンプレックスだった…

あたしは幼い頃から一緒にいた親友の梨亜に憧れてた。


梨亜は昔から可愛くて頭がよくてみんなから好かれていた。

高校生になった梨亜は可愛いより綺麗になって誰もが羨んだ。


しかし唯も普通という事で見た目も悪くはなかった、
それに結構モテる男と付き合っていた。


ある日、梨亜が唯に悩みがあると相談してきた。

梨亜が唯に相談する事は珍しく、唯は真剣に聞いてあげた。

その相談とは、梨亜が彼女持ちの男を好きになってしまったという話…

唯にはどうする事も出来ない事だが、

『応援するからっ!』

と梨亜を元気づけた。



それから数日、梨亜は唯に好きな人と上手くいったと嬉しそうに話した。


しかしその話を聞いて唯は複雑な気持ちになった…

(その男の彼女だった子 はどぉなったんだろぉ …)



それから一週間くらぃ過ぎた頃、
他校の女の子が唯に話しかけてきた。

その子は梨亜が好きだと言っていた男の元カノだった…

唯に梨亜を呼んでほしいと…

唯が戸惑っている時、梨亜が偶然やって来た。

元カノは梨亜に泣きながら怒りをぶつけた、

しかし梨亜は言った…

「あぁーあの男の女?
私もぉいらないから〜
返したげる」


唯と元カノは梨亜の言葉にしばらくあ然としたまま何も言えなかった。


そして元カノは無言のまま帰っていった。


唯は梨亜にどういう事か聞くと、

「昨日 別れた 」

と一言。

最後に梨亜が笑いながら言った、


「やっぱり普通の男には 普通レベルの女が調度 いいのよ。」

唯はこの時初めて梨亜を軽蔑した…

(どんなに見た目綺麗で も梨亜は何か間違ってる ……)


今だにあたしの普通というコンプレックスは消えない。

だけど人との付き合いは大切に出来る自分が今は少し好きになれる気がする…


梨亜には叶わないかもしれないけど自分に自信を持って生きていけるかな…



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 viola 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
コルセット並の着圧!
モノ足りない筈なし


▲ページトップ