混沌−?

眼鏡  2007-04-07投稿
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「はぁ・・・はぁ・・・」
下水道が真横に流れる町外れに賢と裕美の荒い息が流れる。
「プッ、ハハハハ!」
急に裕美が笑い出す。
何だと賢は驚き、裕美を見る。
賢が裕美を見ても裕美は笑い続ける。
「フッ」
裕美を見てるうちに賢も笑い始める。
「やっと笑ったぁ〜!」
裕美の言動に賢はまた訳の分からない顔をする。
「だって賢ここに走って来てから全然笑わないんだもん」
裕美はにこやかな笑顔で答える。
(それだけの為に・・・)
「・・・それだけの為にあんなに笑ったのか?でしょ?賢の事はお見通しなんだからね♪」
裕美はその言葉の後にまた笑い出す。
賢も笑い出す。
だが、ここは町外れと言ってもまだ街の中・・・
「・・・こっちで笑い声がしたぞ!」
遠くだが賢には声が聞き取れた。
「ヤベッ!逃げるぞ!」
裕美はキョトンとして賢を見る。
裕美には聞こえなかったようだ。
「人が近付いて来てる!」
裕美は耳を澄ます。
ドタドタと遠くから小数の人の足音がする。
「わ、分かった」
裕美が立ち上がると賢の目の前に液体が沸き出し、形を整形していく。
モンスターのスライムだ。
「裕美、戦闘だ!」
賢と裕美は武器を構えた。

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