私は小学生のころから、児童擁護施設に入っていた
そこは何もない空間で毎日が暇だった
そして
そこにあなたが来た
最初は、何とも思ってなかった・・・
でも、あなたの事を考えると幸せな気持ちになる自分に気づいた
あなたといると、嫌なことも寂しい気持ちも全部、頑張れるような気がした
しかしそこは、男女交際が禁止されていた
それに、私とあなたは5歳も離れていて、相手にされるはずがなかった
そんなこと分かってはいたけど、あなたはモテていたから、私は不安だった
だから何回も何回も
「今好きな人いる?」
と聞いていた
それから何日かたったある日・・・
あなたは私に言った
「お前の好きな人当ててあげようか?(私はドキッとした)オレだろ?」
私はつい
「うん」
と言ってしまった
それからの私は、恥ずかしくてあなたを避けていた
あなたに返事を言うから来てくれと言われた場所にも、いかなかった
・・・これが最初に、後悔したこと