どうすることも出来ない思い

美月  2007-04-07投稿
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私は小学生のころから、児童擁護施設に入っていた
そこは何もない空間で毎日が暇だった

そして
そこにあなたが来た

最初は、何とも思ってなかった・・・

でも、あなたの事を考えると幸せな気持ちになる自分に気づいた

あなたといると、嫌なことも寂しい気持ちも全部、頑張れるような気がした

しかしそこは、男女交際が禁止されていた
それに、私とあなたは5歳も離れていて、相手にされるはずがなかった

そんなこと分かってはいたけど、あなたはモテていたから、私は不安だった

だから何回も何回も
「今好きな人いる?」
と聞いていた



それから何日かたったある日・・・
あなたは私に言った
「お前の好きな人当ててあげようか?(私はドキッとした)オレだろ?」

私はつい
「うん」
と言ってしまった

それからの私は、恥ずかしくてあなたを避けていた
あなたに返事を言うから来てくれと言われた場所にも、いかなかった


・・・これが最初に、後悔したこと




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