俺達は、龍華に連れられ車であるところを目指していた。
「なぁなぁ、御前がさっき言ってた『ハイト』って、何なんだ?」
啓吾が龍華に問う。
「・・・痛っ」
龍華が啓吾の頭を殴る(グーで)。
「なっ・・!!!いってーなっ!御前運転してんだからちゃんとしろよ」
龍華、顔をしかめながら後ろを向く。(運転してる)
「御前な〜ぁ!!年上の人に『御前』はないだろぉが!」
龍華、前を向いて運転する。
「えっ・・・龍華さんって私たちより年上なんですか?」
「あぁ、そぉだ」
龍華が言う。
「こぉ見えても、21(歳)だし〜ぃ」
「じゃあ、私たちより5つ年上か(怜と啓吾は16歳)」
怜が言う。
「な〜んだ、もっといってんのかと思ったのによー(歳)」
龍華、啓吾の頭を殴る。
「それより、『ハイト』って、何なんですか?」
「あぁ、そぉだったな・・・・―――――」
龍華が言うには、俺達『リイバー』と『ディーカ』の上に立つ偉い奴らの事を言うらしい。そして、『ハイト』は『リイバー』と『ディーカ』の
それぞれにミッションを与え、最終的には金と物を交換して取引しているらしい。
「へ〜っ・・・大変なんですね」
「ってかよ〜っ・・・何処に向かってんだよ?まだなのか?」
啓吾が、もぅ待つのは限界かのように言う。
「まぁまてよ・・・―――。ほら、あれだ」
龍華がある建物の方を指差す。怜と啓吾はその方向を見る。
「なんだ・・・?あれ」
そこにあったのは、大きな建物だった。
そこは俺達の過酷な運命の幕開けとなるきっかけがある場所だった。