卒業式が終わって、その日の夕方に俺は幼馴染みの家の喫茶店に来ていた。会いたくはなかったが幼馴染みである優衣に会ってしまった。
優衣「あっ、また来てるし」
龍「悪いのかよ!」
優衣「別にぃ〜だ!で、何か頼まないわけ?」
龍「じゃ、コーラで。」
店で会えばいつもこんな感じてあった。でも…本音いうと優衣の事が好きだった。絶対に口に出しては言えなかったけど…(>_<)そんな事を考えてたら優衣がぽっりと言った。
優衣「でも、龍ともお別れだねぇ〜」
龍「あっ、お前店続けるんだよなぁ。そんで、俺は東京の大学だもんな!!」
優衣「はぃ、コーラ。今日は、あたしのおごりにしてあげよっか?」
龍「いいよ!ちゃんと払うから(´∇`)」
優衣「ったく頑固だなぁ!!」
それから会話は、高校の事やこれからについて話してたら、もう6時を過ぎていたので俺は、帰る事にした。
龍「そろそろ帰ろっかな。会計頼む!」
優衣「コーラは300円。値段聞かなくても分かるでしょ!?いつから来てると思ってんの!」
龍「はぃ、300円。」
優衣「えっ!?100円多いじゃんよ」
龍「お前はよく見ろよ!」
優衣「ボタン…なんで龍が私にこんなもんくれんの?」
龍「たまたま第2ボタンだけ余ったんだ。記念にお前にやるわ…」
優衣「龍…」
龍「そんじゃな!これからお互い頑張ろな。」
結局、言葉に出しては言えなかった。でも…いんだこれで。俺はその2週間後、東京に旅立っていった。