小さな頃から飼っていた三毛猫が、ある日突然人間になったら、誰だって驚くだろう。 【ヒトダマ】 肩まで伸びた黒髪を一つにまとめると、制服についたホコリを払い、私は急いで家を飛び出した。 滅多に遅刻なんてしない私だが、昨日は考え事で眠れず、いつもより三十分も遅く起きてしまった。 ギリギリで教室に駆け込むと、私の席には違う女子がすでに座っていた。
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