━後日、世間はその話題で騒ぎ立てていました。まぁ変わった殺害方ですから。余り面白いとは思いませんでしたが…ですが、マスコミは犯人が誰なのかと有ること無いこと下記たてていました。某雑誌では祟りやら呪いなどと書いていました。私は此方の法が興味がありますが。実際科学的には有り得ませんからね、存在事態。
其れにしてももう少し綺麗な者を殺っていただかないと。良いのが有ったら是非コレクションの一部にしたいものです。次の殺人は私の希望が叶うのでとても楽しみです。彼の云っていたプライドの高い方です。
『夜那河樣この方はどうです?』
私は次の獲物の情報を彼に渡した
『ミスコンで優勝で東大出身かぁ。しかも25って若いな』
『プライドが随分高いようですよ。優勝するために汚い手も使っていますし。少しでも思う通りになら無いと勝手に帰ったりと性格はお嬢様な方です』
『顔に傷でも出来たら一生恨まれそう。笑』
『小学校の時にボールをぶつけた女子が次の日から来なくなったそうです。今は精神科に通院中です…後Xの事件担当の藤堂刑事と高校とクラスが同じでした』
『何でも知ってんだな。恐いね。笑』
『そうですか?』
『早速、お嬢様誘拐とビデオ宜しく』
『分かりました』
━警察
『青木さん。この女性俺と同じクラスだった人ですよ』
『Xのビデオの事か!?』
『はい。だって「藤堂刑事の知り合いの綺麗で我が儘なお嬢様を拐いました」って云ってるでしょ。そんなの一人しか思い付きません』
『本当なのか?』
『今まで在ったこと無い強烈な人でしたから。でも、顔が良いからモテてましたけど』
『そうか。だが「お嬢様の大事なものをめちゃくちゃにする」ってのは何のことだ。』
『…次々殺害為てきたって事は彼女自身をめちゃくちゃにするって事じゃないですか?』
『どうしてそう思う?』
『彼女は山下美希(やましたみき)って云うんですけど、よく自分自身を自慢してたんですよ。何もかも美しいって』
『成る程な。山下美希の家にいくぞ。車を出せ!』
『用意してきます!』