キズ

ひと  2007-04-11投稿
閲覧数[539] 良い投票[0] 悪い投票[0]

この
人混みの中で
会話が
ないまま
1日が
終わっても
大丈夫

夜が
助けてくれる
夢が
癒してくれる



朝日が昇る
眩しくて
目を細めても
涙は流れない
昨日は
おわったから


今日もまた
人混みに
紛れる

笑い声が
響いている
この中じゃ
私の声は
小さくて
存在しない


たまに誰かが
聞いてくる
なんてことない
キモチはない
問いかけ

『ねえ元気?』って
聞かないで


私は
笑っている



涙は
夜に流すもの


私の声
誰かが
聞いてくれるの


涙は
夢が浄化する


私は毎日
笑っているじゃない


元気じゃない
わけがない



私は
毎日
変わらない
笑顔


夢は
声を聞いてくれる


ここで
もし
仮面をはずしたら


もう朝日は
昇らない


夢から
覚められない


07.04.05



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ひと 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ