時の恋3

プリン  2007-04-15投稿
閲覧数[220] 良い投票[0] 悪い投票[0]

山の麓にたどりついた。しかし、あるはずの土産もの屋がない。
―確か、この辺なんだけど。おかしいな。間違えたのかな。
しかし、ひでこは間違ってなかった。そのあるはずの店の横にある大きな木がすぐそばに立っていたのだ。―これは、確かにあの木。辺りの地形も、見覚えがある。おかしいことと言えば、その店がないことぐらい。あと、妙に静かだった。―この辺、こんなに静かだっけ…?
確かに静かすぎた。このあたりは、確かにいつも人は少ないが、ちょっと行けば、カラオケとかがあって夜でもうるさいし、高速道路も通っている。
ところが今は、車の音さえ聞こえない。
ひでこは大通りに出ようと思い、歩いた。しばらく歩いたが、なかなか道に出ない。
―おかしいな。こんな遠いはずないのに。
歩いても歩いても、砂利道が続く。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 プリン 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
カレが離さない唇★
★人気の魅惑グロス


▲ページトップ