特務戦艦ホーリーピーコック5

宵待夜霧  2007-04-16投稿
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「悪かったって!
05異常なし!これでいいだろ?」

『…お前に何言っても時間の無駄だしな。
ステーション了解した。
あぁ、それと隊長から伝言だ。』

「隊長から?」

『ああ、「大事な話があるから、戻ったらすぐに隊長室まで来い。」ってさ。』
何事だろう。
隊長室に呼び出されるのはかなり珍しい。

『なんかやったのか?』

ダットがニヤニヤしながら聞いてくる。

「…心当たりありすぎ。」
ふたりして吹き出す。

『聞いた話では客が来てるらしいぜ?』

「客? 誰だろ?」

『そこまでは知らないけど…。
お前は「先月の事件」で有名だからな。
スカウトかなにかかもしれないぜ。』

「先月の事件」…この宙域での「50年間無事件」という記録を破った大事件だった。
まぁ、長くなるのであとにしよう。

「ハハッ まさか。」

『冗談だよバカ。
とりあえず伝えたぜ。
じゃあな。』

「わかってるよバカ。
じゃあな。」

通信を切り、考える。

(客…ねぇ。一体だれだ?…まっ 行ってみればわかるか。)

あっさり考えるのをやめ、再びラジオをつける。

…曲はすでに終わっていた。



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