私が休んでも構わず授業は進んでおり、予測で内容を把握するのに丸一日を要した、、。
友に聞けば早いのに、、ちっぽけなプライドがそうさせてはくれなかった。
私は自分が嫌いだ、、。
放課後、、生徒達にもう帰れとお決まりのチャイムがなり私も教室をあとに。
朝のあかるさはどこへやら、、空には雲が拡がりいまにも降り出しそうな天気だ、、。
傘を持っていないので足早に家路へと、、。
「、、、さーん、、」
呼び止められ、振り向く、、。
、、どうやら私ではなくクラスの彼が呼ばれていたようだ。
恥ずっ!!赤くなっているであろう顔を髪の毛で隠す、、。
しかし彼はいつの間に後ろにいたのか、、。
彼は声を掛けたおばさんと話し込んでいる。
軽く聞耳を立ててみる。
彼がどうやら彼女にプレゼントをしたらしい、、どんな関係?
「ありがとね、あんなに綺麗な花いただいて。お礼なんていいのに、、」
『いぇいぇ、、助かりました。ここら辺の道判らなくて、、』
、、?彼は近所じゃないのか、、。
あまり聞きすぎるのとはおもい、その場を去ることにした。
また雨は降りだし、鞄を傘がわりに走る。ハンカチを探るためポケットに手を、、あれっ、、?
何か紙が入っている、、。
気にはなったが、お風呂に入りたい欲望が優っていた、、。