お前の笑顔…ズット覚えてるよ…忘れたりなんかはしない…。
例えお前がどこにいったって、俺とお前のこの深い関係は決してなくなりはしないο
【永遠】と誓ったのだから……
俺は中学3年生のごく一般のただの少年であるο
別に顔が特別かっこいい訳でもないο頭がいいわけでもないοスポーツだって得意とはいえないο
みんなから見れば、パッとしない影のうすーい人間だο
だから恋愛感情なんてもった事がないο
もっても叶うはずがない…
周りでは、多くの人が付き合っていてもなんとも思わないο
もうこの年にして友達は合コンをしているらしいο
「合コン??くだらないο興味ないο却下ο」
友達に誘われても俺は、いつも全く同じ言葉を繰り返して言って断るο
そんな形で女と遊んで何が楽しい??
こんなので本当の恋なんか見つけられるはずがないο
そもそも恋をする気なんかないο
自分に自信がないせいからか、俺は異性との関係をもった事がない…ο
そんな事どうでもいい…ο別に女なんか……
と思いつつ、実際の心の中は思春期のピークに達している。
自分が本来持っている異性への関心を、自分の自信の無さのせいで強制的に心を閉ざしてしまっているのであった…ο
しかし……
それは12月ο
街は白一色で染まっていた…ο
そんな中…一人の女性が俺の学校に転校してきた…ο
この雪のように白く透き通ったきれいな肌ο
さらさらの茶色の髪ο
そして、自分がまるで吸い込まれてしまうのではないかと思うくらいの大きな大きな瞳ο
なんなんだろうこの気持ち…
中学校3年生の冬…
僕の心は大きく揺れ動いた…